静岡県 東名自動車学校のコラム

お客様に安心と自信、運転の達人になる道へのコラムをお伝えしていきたいと思います。

「だろう運転」と「かもしれない運転」の違いや対策

 「この車は安全装備が充実しているから大丈夫」「スタッドレスタイヤを履いているから、雪道でも平気」そう思っていませんか?
実は、安全だと思ったその瞬間が、かえって危険な行動を引き起こすことがあります。これを「リスクホメオスタシス」と呼びます。

「だろう運転」とは?

 だろう運転とは、周囲の行動を自分の都合よく決めつけてしまう危険運転のこと。

 たとえば…

  • ・横断歩道の歩行者 →「渡らない だろう
  • ・対向車 →「曲がらない だろう
  • ・黄信号 →「まだ行ける だろう

 “自分に都合のいい未来”を想定して走るため、もし予想が外れると、事故は一瞬で現実になります。事故の背景に多いのは、運転への慢心。慣れた道・慣れた時間ほど危険が潜んでいます。

「かもしれない運転」とは?

 だろう運転とは、周囲の行動を自分の都合よく決めつけてしまう危険運転のこと。

 だろう運転とは対極にある考え方が、かもしれない運転。

  • ・歩行者が渡ってくる かもしれない
  • ・対向車が突然曲がる かもしれない
  • ・自分が見落としている かもしれない

 相手を尊重し、リスクを予測しながら運転することで、事故の多くは未然に防げます。少しの想像力が、大きな安全につながるのです。

横断歩道の歩行者
黄信号
飛び出し注意

今日からできる「だろう運転」対策

 特別なテクニックはいりません。誰でも実践できる3つのポイントをご紹介します。

  1. 「確認」より一歩先へ
     視界に入れただけで安心せず、速度を落として状況を確かめる。
  2. 余裕を持った運転計画
    時間ギリギリは焦りを生み、だろう運転に直結。
  3. 感情のコントロール
    イライラや焦りを感じたら深呼吸。“心の余裕”が“車間の余裕”になります。

未来を守る選択を

 運転は、命を預かるコミュニケーション。相手を思いやる気持ちが、事故を防ぎます。
今日の一瞬の判断が、誰かの未来、あなたの人生を守ります。

“だろう”で進むより、“かもしれない”で止まる勇気を

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