静岡県 東名自動車学校のコラム

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夏に急増する交通事故にご注意を!

夏に急増する交通事故にご注意を! 安全運転で楽しい夏を過ごしましょう

 夏は、開放的な気分になる季節。旅行やレジャーで遠出する機会も増え、それに伴い交通事故が増加する傾向にあります。楽しい夏の思い出を台無しにしないためにも、夏の交通事故がなぜ多いのかを知り、しっかり対策を講じましょう。

夏に交通事故が増える理由と、その発生状況・特徴

 「夏は事故が増える」という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実際に、警察庁が発表している交通統計データを見ると、例年7月から8月にかけて、交通事故の発生件数が増加傾向にあります。

【夏の交通事故発生件数と特徴】
具体的なデータは年によって変動しますが、例年、7月・8月は他の月に比べて、交通死亡事故や人身事故の件数が増加する傾向が見られます。

  • ・交通死亡事故の増加: 特に、開放的な気分からくる油断や、疲労による居眠り運転などが原因で、重大な結果を招く死亡事故が増加する傾向にあります。
  • ・歩行者・自転車関連事故の増加: 夏休み期間中は、子どもたちが屋外で活動する機会が増え、飛び出しなどによる歩行者・自転車との接触事故が増える傾向にあります。また、大人もレジャーなどで普段以上に自転車を利用する機会が増えることも一因です。
  • ・高速道路での事故増加: お盆期間や夏休みを利用した長距離移動が増えるため、高速道路での追突事故や単独事故、また集中力不足による居眠り運転などが発生しやすくなります。
  • ・二輪車の事故増加: 夏はツーリングに出かける人も多く、二輪車の事故も増加傾向にあります。無理な追い越しやスピードの出し過ぎなどが主な原因となることがあります。

夏に交通事故が増える主な原因

 では、なぜ夏に交通事故が増えるのでしょうか。主な原因は以下の通りです。

  1. 交通量の増加と渋滞
    • ・お盆休みや夏休み、花火大会、海水浴などのイベントにより、普段よりも車の交通量が格段に増えます。
    • ・交通量が増えることで、渋滞も頻繁に発生し、ドライバーのイライラや集中力低下につながりやすくなります。
  2. ドライバーの心身の疲労と注意散漫
    • ・疲労・睡眠不足: 夏の暑さや寝苦しさ、レジャーによる活動時間の延長などで、ドライバーは疲労が蓄積しやすくなります。これが判断力の低下や居眠り運転に直結します。
    • ・開放的な気分による油断: 長距離移動やレジャーで気分が高揚し、運転がおろそかになったり、「このくらいなら大丈夫だろう」という安易な気持ちが危険運転につながることがあります。
    • ・集中力低下: 普段慣れない道を走る機会が増えることや、同乗者との会話、スマートフォンの操作など、運転への集中を妨げる要因が増えます。
  3. 子どもの行動特性と危険予測の不足
    • ・夏休み中は、子どもたちが屋外で遊ぶ時間が長くなります。夢中になって道路に飛び出してしまったり、急な方向転換をしたりと、予測しにくい行動を取ることがあります。
    • ・ドライバー側が「子どもは予測不能な動きをする」という意識を持ち、常に危険を予測して運転することが重要です。
  4. 夏の天候変化による運転環境の悪化
    • ・ゲリラ豪雨・集中豪雨: 夏は急な雷雨やゲリラ豪雨が発生しやすく、路面が急に濡れてスリップしやすくなったり、視界が極端に悪くなったりします。
    • ・路面温度の上昇: アスファルトの路面温度が高くなることで、タイヤの摩耗が進みやすくなったり、パンクのリスクが高まることもあります。
    • ・夕立による視界不良: 夕方に降る雨は、薄暗くなり始める時間帯と重なり、特に視界が悪化しやすいため注意が必要です。

夏の交通事故を防ぐための対策

 楽しい夏の思い出を守るために、以下の対策を徹底しましょう。

  1. 出発前の準備と計画を万全に
    • ・十分な睡眠と体調管理: 前日はしっかり睡眠を取り、体調を整えてから運転しましょう。
    • ・点検整備の実施: タイヤの空気圧、溝の深さ、ブレーキ、ライト、ワイパーなど、長距離移動前に車の点検を行いましょう。
    • ・時間に余裕を持った計画: 渋滞予測を確認し、無理のないスケジュールを立てましょう。時間に追われると焦りが生じ、事故につながりやすくなります。
  2. 運転中は常に集中し、ゆとりを持った運転を
    • ・「かもしれない運転」の徹底: 「もしかしたら子どもが飛び出すかもしれない」「前の車が急ブレーキを踏むかもしれない」など、常に危険を予測しながら運転しましょう。
    • ・十分な車間距離の確保: 突然の停止や飛び出しに備え、前方の車との車間距離を通常よりも長めに確保しましょう。
    • ・休憩をこまめに取る: 2時間に1回程度を目安に、サービスエリアなどで休憩を取り、リフレッシュしましょう。眠気を感じたら、仮眠をとることも有効です。
    • ・脇見運転・ながら運転の禁止: スマートフォン操作やカーナビの凝視、飲食など、運転に集中できない行為は絶対にやめましょう。
  3. 子どもや高齢者、二輪車への配慮を強化
    • ・通学路や住宅街での徐行: 子どもが多く通行する場所では、スピードを落とし、いつでも止まれる準備をしておきましょう。
    • ・薄暮・夜間の注意: 夕暮れ時や夜間は歩行者や自転車が見えにくくなります。ライトの早期点灯やハイビームの活用、横断歩道付近での一層の注意が必要です。
    • ・二輪車の存在を常に意識: バイクや自転車は死角に入りやすいため、車線変更時や交差点での右左折時には、必ず目視で安全確認を行いましょう。
  4. 天候悪化時の安全対策
    • ・視界確保の徹底: 大雨などで視界が悪い場合は、ヘッドライトを点灯し、ワイパーを最大にするなどして視界を確保しましょう。
    • ・速度を落とす: 路面が濡れているとスリップしやすくなるため、速度を大幅に落として慎重に運転しましょう。
    • ・無理をしない判断: あまりにも視界が悪かったり、路面状況が危険だと感じたら、無理に運転を続けず、安全な場所に停車して天候の回復を待つ勇気も必要です。
物損事故

人身事故

車同士の接触事故

夏は、家族や友人との楽しい思い出を作る絶好の機会です。しかし、少しの油断や気の緩みが、取り返しのつかない事故につながることもあります。
この記事を参考に、一人ひとりが交通安全への意識を高め、安全運転を心がけることで、充実した夏を過ごしましょう。
今年の夏も、無事故で最高の思い出を作りましょう!

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